撮り初めのオリオンを再度処理する
先日、nagahiro先生の仙台高専天文部の天文はかせ序二段で拙ブログを紹介していただきました。
が、その途端、普段は一日のPVが1~2でウロウロしているところ、一気に100PVを越え、一日でこれまで稼ぐのに一月かかっていたアクセス数を達成することとなりました。なんじゃこりゃ。うなぎのぼりやん。冬だからかな。
天文はかせ序二段で電球された途端に一日あたり1~2しかなかったアクセス数が25も……。
— ぐらすのすち (@GLASnSCI) 2020年1月5日
茶番がいっぱい
前回掲載した写真1についてTwitterで「まだまだやることがありそう」発言したところ、コモンのnagahiro先生から
(超訳)「ノイズが多くてキッタナイですね。このような詮無き写真を発行するとは天文部幽霊部員2にあるまじき所業。腹を切って死ぬべきでしょう」
とのお叱りを賜りました。
「どらどら、手本を見せてあげやう。悪ゐことは言わなゐ。生デエタを、をぢさんにかしてみなさゐ」
しかし、するとありがたいお言葉とともに、数瞬。光の早さでお手本と、スタックのみ、レタッチ前の画像が送られてきました。同時にnagahiro先生からの御神託。
「なむじ まよへるこひつぢよ あーるすたっかーをつかうべし」
ワタクシは解脱しました。
わーるどかっぱずし
しからば、いま町内を一周りして参る。二番を煎じておけ
さて、これまで本blogで掲載してきた写真はデープスカイスタッカー(Deep Sky Stacker: DSS)でフラットフレームとライトフレームを一括で処理するだけでした。前回掲載した写真も同じくDSSで一括処理でした。
しかしながら、それではどうやらうまく処理できていないようだったのでnagahiro先生に相談したところ、DSSで処理する前にRStackerを使いなさいとのことでした。
どうやらするべき処理の内容としては、
- 撮って出しのRawデータを、RStackerに突っ込み、個々のライトフレームにフラット処理(場合によってはダーク減算なども一緒に)
- 1.で処理したRawデータをLightroom/Photoshopで前処理(彩度・明度・コントラストの粗調整)し、(TIFFなどで)書き出し
- TIFFデータをDSSに突っ込んでコンポジットする
- Photoshopなどでレタッチ
のようです。原典はリンク先の天文はかせ序二段「raw現像を取り入れた画像処理の流れ」をご確認ください。
この記事は読んでいたのですが、RStackerでDNGを処理するとエラーを吐いていたので、ワタクシの環境では使えないと思っていました。CR2なら何事もなく処理できるのネー。フムフム。
これまでDSSで処理したときに漠然と「色が出ないなー」と思っていたのですが、それは3番のTIFFで読み込ませていなかったからのようで3、TIFFを処理するとあら不思議。これまで頭を抱えてウンウン唸っていたのが嘘のようにきれいな色を出るようになりました。
さて、長い前置きはどっかに投げておいて、実際処理した写真を掲載します。ポチッとな。
編集しているときはカブリもカンペキに補正したぜ!と思っていたのに、こうしてみるとまだまだ残っているのがよーくわかりますね……。自戒のためこれはこのまま掲載しましょう。
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前回の記事はこちら。glasnsci.hatenablog.com↩
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ホントに幽霊部員です。何しろ名簿に記載すらされていないんですもの。がはは。↩
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色が出ないのでDSSのSaturationで彩度調整してそのまま書き出してお茶を濁していた。↩