Гласнсчи.com

どこに行っても門前払い

MENU

天体写真の撮影地探しと東京都の水源

城ヶ島は光害が強くて天文写真に耐えないと退散することにしたのですが、そうすると城ヶ島の代替地の選定が重要になってきます。

我々が星空撮影の条件として求めるのは二つ。

  1. 自宅から車で二時間以内

  2. 都心や市街地から十分に離れて光害が少ないこと

  3. 南と北の空が開けていること

あれ、三つだ。

さておき、城ヶ島はこれらの条件に十分合致していると思っていました。しかし実際は、星景写真・あるいはタイムラプスを撮る場合は全く問題なかったわけでしたが、標準ないし中望遠レンズをつかって星野撮影を行なおうとすると問題ありありオオアリクイ。2番目の光害が無視できないレベルでした。

東京周辺、さらには神奈川周辺で光害の問題がなくそれなりに空が開けていることというとダムくらいしかありません。そこで今回は会社の同期1名を連れ立って、奥多摩湖小河内ダム)の更に奥、山梨県は都留郡にあります雲取山の駐車場に下見に行ってきました。9日土曜日は朝のGPVでは夜中2時過ぎくらいまでは奥多摩周辺は雲ひとつない快晴になる予定です。うまくいくかな。

到着してみるとかなりの空の暗さ。昨日は満月に近い月が出ていて、強烈な明るさで影ができるほどだったのですが、それを抜いてもかなり暗い。十分です。ただ、自宅からかなり遠く、仕事帰りに行くとなるとかなり時間ロスが発生するので現実的ではありません。

ここまで来るとしたら土曜日かな~、談笑しながら、三脚を立てて撮影してみると1時間くらいで雲が出てきてしまい、まあ下見だからね~と退散。なんだか毎回このパターンだな……もう少し忍耐働かせて雲が出てきても待つべきだなと反省しながら車を転がし帰ってきました。

帰りの道すがら奥多摩湖にある小河内ダムも確認してきましたが、ダム堤体は明るくて多分ダメです。撮影してないけれど。

雲取山駐車場で撮影した写真を示します。

the Cygnus

0.5分露光×30枚、ISO1600、SIGMA 130mm DG HSM、Canon EOS 5D Mk4 (フラット・ダーク補正はなし)

撮影しているときは気づかなかったのですが、このレンズ、片ボケがあります。姿勢差で出てるようです。像面湾曲を考慮すると、中心でピントを合わせてその後周辺1/3くらいでピントが合うようにすると全体的にフォーカス合うようになるよと、会社の先輩から教えてもらったのですが……。画像を拡大して見てみると右上ではピンぼけです。明らかな片ボケ。個体差でしょうか。うーむ。

しかし、げに怒りを覚えるのは走り屋たちです。宮ヶ瀬湖は駐車場でしたが、奥多摩湖も周辺道路が走り屋たちのせいで閉鎖されているのです。本当は雲取山駐車場まで行かなくとも、奥多摩周遊道路にある月夜見駐車場というところで星を撮影したいのです。しかし閉鎖されているのでそれがかなわない。どこに怒りをぶつけて良いのかわかりませんが、とりあえずオービスを10mおきに設置したりして夜間も開放してもらいたいものです……。

あとフラット補正とか覚えないと……。