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宮ヶ瀬湖に行って大失敗しました

おい写真さ撮りにいぐんだで! Nanohanadai20190524

おい写真さ撮りにいぐんだで!

5月のある週末に、会社の同僚と一緒に宮ヶ瀬湖に写真を取りに行ってきました。

宮ヶ瀬湖は、神奈川県北西の山間部に位置するダム湖です。周りを丹沢山系と奥多摩山系に囲まれており、南へゆけばヤビツ方面、北へゆけば津久井湖・相模原湖方面になります。

といって一緒についてきたのはS氏、K氏、そしてできたてホヤホヤ後輩のI氏の三人。それぞれS氏の車と僕の車に便乗して出発することになりました。定時になったらお家までダッシュして会社まで車を回し、途中で晩御飯を食べて、宮ヶ瀬湖到着したのがおよそ19時30分ころ。まだ空も明るく、設営して腰を落ち着かせるには申し分ない時間でした。

しかし、宮ヶ瀬湖に到着して愕然。駐車場が開いてないのです。 当初は鳥居原湖畔庭園という南が開けている場所で撮影しようとしたのですが、17時で駐車場が閉鎖されるらしく、断念。

goo.gl

宮ヶ瀬湖の湖畔を反時計回りに周回してゆく途中で見かける駐車場がことごとく閉まっているではありませんか。 そのうちのひとつで停車し、貼ってある張り紙を見てみると「ゴミの不法投棄が多いため夜間は閉鎖いたします」との文言が。 どうやらあとになって調べてみると、宮ヶ瀬湖周辺は暴走族が多くそのために閉鎖している、ということが大きそう。

どっちにしろけしからんやからがいるという話です。

確かに途中の林道も閉鎖されていたし、昼間行っても夜に行ってもブリブリと下痢みたいな音を立てて走っている車やバイクをやたら見かけた記憶しかないので、おそらくそういうことなのでしょう。

やっぱりけしからん話です。

車が来ないところへ一時対比させてどうするか話し合ったところ、ヤビツ峠を抜けて菜の花台展望台で写真を撮ろうという話になりました。

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おおよそ宮ヶ瀬湖から1時間ほど車を転がせば到着する距離です。んだば菜の花台にすっぺしと合意に達し、車に乗り込みハンドルとタイヤを回し続けること30分。 途中で見かけた護摩屋敷の水という湧水場所で後続のS氏の車を待っていたのですが、待てど暮せど到着せず。 しょうがないから菜の花台まで先に行くべしとヤビツ峠をえっちらおっちら越えて展望台まで来ると、S氏から連絡が。

「K氏が山道で酔ってしまったので戻りました」

実はヤビツ峠を宮ヶ瀬から越えるルートを「裏ヤビツ」、秦野側から上ってくるルートを「表ヤビツ」と呼ぶ人が多いのですが、裏ヤビツは道が狭く険しいため、あまり良い道ではありません。 実際僕もシカに出会いました。

まあしょうがないなーと思って菜の花台から南の方角を臨むと、これまた愕然。

お空が……まっちろ……。

秦野市の方角ともろかぶるのでものすごい光害で、夜景としてはいいのですが天体観測にはとてもじゃないけれど向きません。 挙句の果てには周囲にものすごい数のカップルが。しばらく見ているとまるで雨後の筍の如くピコピコ生えてくるではありませんか。 興味本位で聞いてると北の方を見ながらやれ「あそこにあるのがおとめ座だ」とかベガのほうを指しながら「あれが蠍座だ」とか言ってるではありませんか。 せめてスマートフォンで星座早見のアプリを使って見てはどうなんですか……夜間映らないそのカメラを使って二人の自撮り写真を撮影する前にもう少しおつむの良い使い方をしてはいかがですか……とヤキモキしながら機材設営してました。

今回はN先生のススメがありケンコースカイメモRを導入。その使い方習熟を兼ねての撮影遠征でしたが、北極星が見つけられないほどの明かりで撮った写真はブレブレでした。挙句の果てに 宮ヶ瀬湖もだめ、菜の花台もだめでやぶれかぶれで撮った写真が記事頭の写真でした。

首都圏は山じゃなくて海だなあーと実感した一日でした。


さてヤビツ峠で写真をとらずに通り過ぎた護摩屋敷の水の駐車場ですが、ここはかなり星がはっきりと見えていました。ここで取らずにそのまま通り過ぎた理由は一つ。くまのようなものが見えたからです。 撮ってる最中にがぶりときたらたまらないのでそのまま通り過ぎたのでした。背に腹は代えらんないです……。